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筋トレの頻度・時間帯・順番、超回復と休養とは?

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筋トレで効果を出すためには、筋トレの "頻度 " や "順番 " を考える必要があります。
" 頻度 " とは、身体の同一の部位を一週間に何回鍛えるのか?ということです。
" 順番 "とは、身体のどの部位から鍛えていくのか?ということです。

レーニングをするにあたり、必ず理解しておくべきことが沢山あると思いますが、とても重要である " 超回復と休養 " についての説明とともに、解説します。

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そもそも、超回復とは何か?

激しい運動によって筋肉はダメージを受けるが、回復する過程で適切な休養や栄養を摂ることで、運動前よりも筋肉は強くなります。
これを「超回復」といいます。

運動後、24~72時間で傷ついた筋肉細胞は回復し、運動前よりも筋肉量が増加します。

部位ごとの超回復時間

筋肉は部位ごとに超回復にかかる時間が異なります。
大きな筋肉ほど、回復に時間がかかり、一般的な目安として、以下のようになります。

部位 時間 (h)
長背筋群 (背・体幹
72(3日)
広背筋 (背)
大腿四頭筋 (太もも)
大腿二頭筋 (太もも裏)
大胸筋 (胸)
48(2日)
三角筋 (肩)
僧帽筋 (背)
上腕二頭筋 (腕)
上腕三頭筋 (腕)
大殿筋 (尻)
前腕筋群 (腕)
24(1日)
腹筋 (腹)
下腿三頭筋 (ふくらはぎ)

レーニングは毎日やっていいのか?

上の表のように、超回復時間が24時間である前腕・腹筋・ふくらはぎ等は、毎日トレーニングしていいのか悩むところですが、結果から言うと「やっても良い」となります。

但し、対象の部位に筋肉痛があったり、筋肉痛が酷い場合には1~2日、様子をみたほうがよいと思います。
また、対象の部位(主動筋)の拮抗筋を考慮して様子をみることも必要です。

< MEMO > 拮抗筋:主動筋と正反対の動きをする筋肉をいう。
例えば、主動筋が「腹筋」の場合、その拮抗筋は「長背筋群」となります。
「腹筋」が収縮する場合、「長背筋群」は伸展します。

よって、「長背筋群」が疲労していて、「腹筋」のトレーニングに影響があるような場合には、1~2日様子をみた方がよいということになります。

 無理なトレーニングは効果的でないばかりか、オーバートレーニングを引き起こしかねないリスクもあります。
自身の体調に合わせて常に " 調整することが必要 " です。

< MEMO > 毎日、筋トレをする方法として、「分割法」(スプリット・トレーニング)は一般的。

休養しなければ筋肉は成長しない

レーニング後には、適度な休養が必要です。
超回復において筋肉が修復される期間を「休養」とするのがよいと思います。

筋肉が修復されていない段階でトレーニングをすると、筋線維が破壊され続け、筋肉は弱く小さくなってしまいます。

筋トレの頻度・時間帯・順番・・・・適切なのは?

どのくらいのペースでやる?

それは、「超回復時間」と「トレーニング経験」を考慮して、自身で調整することになります。
いくつかの研究によって、目安はあります。

  • 筋トレ初心者の場合2~3回/週
  • 中級者~アスリートの場合3回以上/週

中級者以上になると、必要に応じて回数を増やすことになると思いますが、初心者の場合は2~3回/週とするのが一般的。
1回では少な過ぎて効果が出にくく、2回もしくは3回行うのが良いと思います。
また、超回復時間を考慮しても、2~3日おきのトレーニングとなるため、2~3回/週となります。
初心者の方は無理をせずに、" トレーニングを続けること " が重要です。

いつやるのがいい?

午後~夕方がよく、夕方が最適と言われています。
理由としては、いくつかの身体機能がベストとなる時間帯が午後(特に夕方)なので、運動をするのに最適であるとの事。

  • 体温・血圧・脈拍など午後~
  • 筋力・酸素消費量・肺活量など夕方

とは言え、朝や夜の時間帯は良くないという訳ではないので、自身の生活スタイルに合わせた時間帯で良いと思います。

鍛える順番は?

基本的には、大きな筋肉から鍛える 或いは 先に鍛えたい部位から鍛える との事。

大きな筋肉から鍛える理由としては、

1. 大きな筋肉ほど動かすために必要なエネルギー量が多いため、十分なエネルギーがあるトレーニング前半に鍛えると良い。

2. 小さな筋肉を先に鍛えて疲労してしまうと、大きな筋肉を鍛える時に十分なパフォーマンスを発揮できない場合がある。(アームカール(上腕二頭筋) → チンニング(広背筋)の場合、腕が疲労していて広背筋をオールアウトさせることが出来ないなど)

3. 大きな筋肉を鍛える時に同時に、小さな筋肉を刺激することができる。(大きな筋肉の補助をする小さな筋肉は同時に刺激されるなど)

先に鍛えたい部位から鍛えるというのは、

その日のトレーニングで、最もトレーニング効果を出したいと思う部位であったり、自身の弱点となっている部位でその克服のためであったり、自身の目的に合わせて順番を変えるのも良い方法だと思います。

まとめ

  • 筋肉は超回復によって、レーニング前よりも強くなり、筋肉量が増加する。
  • レーニング後、1~3日程度「休養」が必要。
  • 筋トレの頻度は、筋トレ初心者の場合:2~3回/週、中級者~アスリートの場合:3回以上/週
  • 筋トレに最適な時間帯は、午後~夕方がよく、夕方が最適
  • 鍛える順番は、基本的に大きな筋肉が先。目的に合わせて順番を変えるのも良い。

 基本を踏まえた上で、自身に合わせて " 調整すること " が必要です。